こんばんは。atoです。
今回は一条工務店でエアコンを設置した場合に採用できる先行配管について気を付けておかなければならないことを紹介したいと思います。
Contents(目次)
『先行配管』
先行配管とは、家を作るときに『先行して』室外機までの配管を壁の中に設置するものです。
言葉よりも写真で見た方が分かり易いと思いますのでこちらをご覧ください。
※写真は仕様確認ノートから引用
通常は、右側の写真のように室内から室外機までダクト(写真の黒い部分)が設置されますが、先行配管の場合は左の写真のようにダクトが見えませんので、見た目がすっきりします。
『先行配管のメリットとデメリット』
まずは先行配管にするメリットですが、見た通り『見た目』です。室外機までのダクトはプラスチックのようなものになっているので、正直見た目が良くありません。(このような見た目が好きな方・・・ごめんなさい)
特に玄関までのアプローチ沿いにエアコンの室外機があった場合気になってしまいます。
そんな時にこのような先行配管で隠されることで見た目がすっきりしますし、室外機を木の枠で囲むとより一層オシャレになります。
世の中便利になってきていますので、インターネット上でこのようなものが売られています。
価格:6,990円 |
ぱっと見で室外機だとはわからなくなります。
ただし、メリットだけではないと思いませんか?
僕が考えたのは、ヤマダ電機などの家電量販店よりもエアコンの取り付け費用が高いのだろうと思いました。
ということで、比べてみます。
※ここからの金額や製品についてはうちが契約した2016年年末頃の物となりますので今では新製品に変わっていると思いますが、金額の差としてはさほど変わらないのではないかと思います
三菱電機製品。(ダイキン製もありますが、個人的に三菱の方が好きなので・・・www)
・6畳用(MSZ-BXV224)
一条工務店 : 66,300円+施工費(電気工事を含めて80,000円程度かと)
価格.com : 65,000~80,000円
・14畳用(MSZ-BXV404S)
一条工務店 : 116,000円+施工費(電気工事を含めて130,000円程度かと)
価格.com : 98,000~130,000円
・・・一条工務店の場合電気工事や施工費があいまいな部分があり、価格.comも今では施工費が入っているのか分かりませんので判断がしにくいですが、おそらく家電量販店で買うのと一条工務店で取り付けるのはほとんど変わらないと思います。
新築に合わせてエアコンを買い替える場合や追加する場合は一条工務店で取り付けてもらえば先行配管で金額がほとんど変わらず見た目をすっきり出来ます。
『先行配管の注意点』
これまでの内容だけだと良いことばかりに見えますが、落とし穴が隠れています。先行配管は隠ぺい配管ですので、エアコンから離れた外壁に室外機を設置することが可能です。
気を付けるのはエアコン本体と室外機の『距離』です。
最近のエアコンは寿命も長いですが、30年持てばかなり長持ちだと思いますので、家を建ててから一度は買い替えが必要になると思います。
家電量販店などで購入する場合、工事費は『標準工事』が含まれています。
標準工事は各社内容が若干異なると思いますが、どこの会社にも入っている条件が『エアコンと室外機間の距離』です。通常3m程度だったかと思いますが、それ以上になると追加料金が必要になります。
おそらくそんなに高い金額ではないと思いますが、そのことは頭に入れておいてください。
『まとめ』
今回は、一条工務店でエアコンを設置した場合の先行配管についてメリット・デメリットや注意点について書きました。
先行配管にするために新築時にエアコンを設置するのは良いことだと思いますが、まだ使わない部屋(子供部屋など)については、よほど先行配管にしたいということでなければ後で設置した方が良いと思います。
家電は特に日進月歩で技術革新が進んでいます。
10年後によく使うようになるものを今購入しておけば10年後は時代遅れのエアコンになってしまっています。
おそらく効率が違うので電気代が変わってくるでしょう。
先行配管のメリット・デメリットをきちんと理解して上で検討してください。
それではまたm(_ _)m