こんばんは。ａｔｏです。
注文住宅を設計するときに『壁掛けＴＶ』、『５．１ｃｈ、７．１ｃｈなどのリアスピーカー』、『プロジェクター』などのために配線が見えないようにする『隠し配線』というものを採用することがあります。
今回は隠し配線を採用するために知っておいた方が良いことについて書いていきます。
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そもそも隠し配線って？
上の方にも書いていますが、隠し配線というのは壁や天井、床の内側にジャバラ状のパイプを事前に埋め込んでおくことで、後からHDMIやスピーカーなどのケーブルを通すことができるようにするものです。
うちの場合は、『壁掛けTV用』『プロジェクター用』『リアスピーカー用（ロフト）』『将来LANケーブル更新用』の４カ所に採用しました。
壁掛けTV
隠し配線で最も多く採用されているものが壁掛けTVだと思います。
イメージはこんな感じ♪
このようにテレビを壁掛けにすることで配線も見えずにすっきり見せることができます。
テレビの場合は接続するものが、『Blu-rayレコーダーとのHDMI』、『LANケーブル』『ゲーム機とのHDMI』『マルチアンプとのHDMI、光ケーブル』など様々だと思います。
うちの場合も複数のゲーム機などを含めると全部で５本が繋がっています。
５本は最初から想定していたのですが、隠し配線は結構ギリギリでした。最近はHDMIを１本だけで複数の機器と接続できるものもありますので、今後うちでも採用する予定です。（購入はしているのですが・・・めんどくさくて(笑)）
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このようなセレクターを使用すればセレクターからＴＶまでは１本のＨＤＭＩで複数の機器を接続することができます。
プロジェクター
次にプロジェクターですが、プロジェクターは壁掛け、天井吊りをすることがありますので、その時に電源と隠し配線を事前に設置しておくことがあります。
イメージはこんな感じ！※写真はシアターハウスさんのHPから借用しています
最近ではプロジェクター本体が無線接続されるため、電源のみ壁や天井に準備しておけば、隠し配線をしておかなくても良いものが多く発売されています。（高いですけど）
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将来LANケーブル更新用
将来LANケーブル更新用についてですが、一言でLANケーブルといっても以下のようにいくつかの種類が存在します。
この種類の違いですが、単純に通信速度が異なります。（細かいことを言うとシールド付きのものなどもありますが、今回は通信速度のみに着目しています）
近年は時代とともにインターネットを通じて映像を見れることが多くなっています。さらに映像についても、フルハイビジョンになったかとおもったら、最近では4K映像が流れているところもあります。
このように配信される映像の容量が大きくなることで、視聴するために必要な通信速度が増えていっている状況です。
今では６とか７の数字が入っているものを購入しておけば問題ないのですが、10年後、20年後はおそらく時代遅れの通信速度になってしまいます。（5Gの携帯よりも遅くなる）
そうなったときに、リビングなどにつながっているLANケーブルが容易に取り換えられるようにうちでは、LANケーブルを単体で隠し配線の中を通しています。（約25m分）
LANケーブルはこんなのがあります。
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隠し配線の中にケーブルを通すために必要なもの
ここで、隠し配線の中にケーブルを通すときに必要なものを2つ紹介します。
1つ目は配線通しです。これはその名の通り配線を通すために使用するもので、ワイヤーのようなある程度固い線を隠し配線の中を通して、通したいケーブルを繋げて引っ張るものです。
この配線通しはインターネットで購入することができますので、必要な長さに応じて購入してください。（長さがよくわからないときは眺めを買いましょう）
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短い距離だとこの配線通しだけで良いのですが、長くなってくるとケーブルの抵抗が大きくなり、入線できなくなります。そういう時に使用するのが入線液です。
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このようなスプレータイプの方が一人で作業するときはやりやすいと思います。（←個人的な意見ですが・・・）
まとめ
今回は配線を隠すことで見た目をすっきりするための方法や、どんなところに使用されているのかに加えて、隠し配線をするときに必要な工具についても紹介しました。
ただ、このようなことを家の設計段階で決めることは正直なかなか難しい点があります。家の設計段階で家具・家電が決まっていて、配置も決まっていれば簡単かもしれませんが、そんな人は少ないかもしれません。
家造りは間取りを決めるまでにかなりの労力を使って、間取りがようやく決まったかと思ったら、キッチンとかの種類・色を決めたり、壁紙の種類・色を決めたりしていきます。疲れ切ったころにやってくるのが電機関係のうち阿波汗です。コンセントの数や位置、照明の数や位置、どんな照明にするのか？？？ここで追い打ちのようにでんき図面の見にいこと(笑)そんなこんなしていた外構の打ち合わせも始まります。それが終わってからカーテンや家具、家電を決めていく人がほとんどではないかと思います。
とは言っても、一生に一度（何度も買ってみたいものですが・・・）の大きな買い物ですので、自分がやりたいことをできるだけ詰め込めるように、いろんなところから情報を得て、織り込んでいってください。
このサイトがその一助になれば幸いです。
それではまたm(__)m
