こんばんは。atoです。
前回は水はけの悪い土地の水はけを良くするための外構工事について紹介しました
≪前回の記事≫
今回は巷で有名?な『一条ルール』について簡単に説明していきます。
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『一条ルールとは?』
『一条ルール』・・・一条工務店関係のInstagram等で良く見かける言葉ですよね?一条ルールのことが書いてあるpostを見てみると、その内容はほとんどが悪い情報ばかりです。(;^ω^)
『○○にしたかったけど、一条ルールで出来なかった』などが多いですね。
・・・うちも一条ルールによって叶わなかった内容もありましたが、一条ルールを悪く思ったことは一度もありません。
その理由は『家は性能と謳っている一条工務店と契約した』からです。
僕なりの『一条ルール』の解釈は『設計者の能力に左右されずに求めている家の性能を守るために決められているルール』だと思っています。
『これは出来ない』、『あれは出来ない』といった一条ルールのほとんどは家の性能を守るために会社としてマニュアル化されたものなのです。(一条工務店に確認はしていませんw)
とは言っても、やりたいことが出来ないのはなかなか納得できるものではないと思いますのでここからは具体的な例を挙げてみたいと思います。
『一条ルール①家の強度と間取り』
まず最初に一条ルールとぶつかるのが『間取りの設計時』だと思います。
『ここには壁が必要』『壁が必要なので窓の位置を変えなければならない』『よく分からないSタレ壁というものがある』とったことがあるのではないでしょうか?
この間取りの中で一条ルールが適用されているものは、
①『窓の大きさ制限(断熱性ではなく強度の問題)』②『Sタレ壁』③『シューズクロークに窓が取り付けられない』の3つです。(それ以外にあったらすみません)
①『窓の大きさ制限(断熱性ではなく強度の問題)』と③『シューズクロークに窓が取り付けられない』については同じ理由で、『壁の形や長さから必要な壁の長さが決まる』逆に言えば『壁の形や長さから窓やドアを設置できる長さが決まる』ということです。
玄関の横にあるシューズクロークは他のハウスメーカーや工務店であれば小さい窓なら設置できると思いますし、右側の窓(JF4415とJF5961)の間にも窓が設置できるかもしれません。でも一条工務店ではダメなのです。
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次に②『Sタレ壁』についてですが、ところどころに出てきます(;^ω^)
これも強度上必要なところに天井より少し下がった壁を設置しなければならないためSタレ壁が出てくるのです。
これらの3つについては、どの設計者が設計しても窓を増やしたり、Sタレ壁を完全になくすことは間取りを変えない限り不可能なように一条工務店ではなっています。
設計の途中で、パソコン上で間取りを修正しているところ(おそらく一条工務店独自の設計ソフト)を見たのですが、窓の大きさや位置、数を変えていくとダメなときは一目でNGとわかるようになっていました。
でも『他のハウスメーカーや工務店で出来るのに、なぜ一条工務店は出来ないのか』気になりますよね?
ここからは完全に個人的な考えですが、一般的な設計として、壁を少なくして窓などを増やして強度上弱くなる場合、壁の長さを固定するのではなく、作れる壁の強度を上げることを考えているのだと思います。具体的には柱や梁のサイズを上げたりすれば強度上強くなりますので補填することが出来ます。このようなことをオシャレを売りにしている設計事務所などはしているでしょう。
但し、このケースバイケースの状況でどこまで強度計算されているのでしょうか?詳細に設計しようとすれば専用の強度計算するソフトを数日間動かしてあーでもない、こーでもないとする必要があります。(鋼構造の建物などは間違いなくそうしています)更に、長年使うことでヘタってくることを計算しなければなりません。
・・・それでは、そのようなことをしているのか?・・・(僕の)答えは『NO』です。
おそらくそこまでの詳細設計はされていないでしょう。
その点一条工務店は一定のルールを持たせた自社の設計ソフトを使用しているので、経験上良くなかったことなどが出来ないようにプログラミングされているのだと思います。
ですので、間取りで一条ルールが出てきた場合は、長い目で見たときに家の強度がしっかりと保たれるためにそうなっていることを理解してあげてください。
これが理解できないのであれば一条工務店と契約するのはやめた方がいいかもしれません。
単にオシャレな家を建てたいのであれば、一条工務店以外に安くておしゃれなところはたくさんあります。
自分が重視するものが性能なのか、見た目なのかなどでどこと契約するかは決めましょう!
他にも一条ルールはあるのですが、長くなってきましたのでまたの機会にしようと思います。
・・・が、
最後に、一条ルールの中で僕なりに誰もが良く思えることとして、性能が良い家なので、家の強度に問題がなければ窓をたくさん付けられることです。
一条工務店の家は気密性と断熱性が高いため、強度上問題がない範囲で窓をどれだけ増やしても気密性・断熱性は基準をはるかに超えられるからです。
もともと気密性・断熱性が低い家だと小さい窓が少ししかつけれらないところもたくさんあります。(良く見かけないですか?)
大きな窓をたくさん付けられるのは誰もが喜ぶ『一条ルール』ではないでしょうか?(笑)
僕は『家は性能』、『値引きはしない』、『営業がだれであっても金額が変わらない』などマニュアル化されている一条工務店は段階の世代からの世代交代を迎えている日本にとって見本とすべきことだと思っています。
性能などを追い求めているがゆえに出来ないことも出てくるので、契約前にそういったこともあることをきちんと理解してから契約してください。後悔しない家づくりをしていきましょう!
それではまたm(_ _)m
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